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次に、その凧は自らつくった凧でもいいし、買ったものでもいい。
大小、和風、洋風とさまざまな凧がある。
1つだけ言えることは、凧である以上は凧糸が必要であるとい最後に、大空高く凧を揚げるには、はじめのうち、フラフラする時期があることは避けられない。
嫌っていては、凧は揚がらない。
だから、ある程度、リスクを取らなければ凧揚げの醍醐味を味わうことは不可能である。
凧揚げ名人には、風をつかむのがうまい、空気力学を考えた凧づくりがうまいとか、人それぞれ、強み、得意技があっていい。
だが、共通する資質として計算されたリスクを恐れない人であることは一致している。
リスクを果敢に取る資質とはなにか?社長がたんなる知識人では話にならない。
評論家に代表される見識のある人物でもダメ。
胆識を持つ人物でなければ、リーダーは務まらないのだ。
ナンバ2は知識人、見識者でもいい。
社長は胆識が備わっていなければいけない。
この胆識に関連して、決断、断行と決定、実行の違いについて述べておきたい。
決定、実行は十分調査されたデータをもとに判断し、行動に移すことである。
では、決断、断行とはなにか。
十分に調査を積み上げても、どうしてももう1つはっきりしない。
やらなければじり貧になるだけだ。
だから、あとは勇気を振り絞って、どの道を行くかを決める。
その「道」を自ら決める。
決断というのだ。
その決断を待って、死にものぐるいで成功に向かって突き進む。
断行という。
どうだろう。
たんなる決定や実行とは、腹の括り方がまったく違うことに気づいていただけるだろうか。
そういう意味で、Yマト運輸のO倉さんが「銀行の頭取なんて、小学校4年生の算数ができれば務まるよ」と言っていた意味が理解できるというものだ。
すなわち、掛け算、割り算ができればいいのだから、担保に取った不動産が何平米あるか、1平米の価格に掛け算をすればいい。
返済してもらうには、計画にしたがって、毎月、いくら返してもらえばいいか。
今度は割り算の出番だ。
この間に銀行の審査能力が問われることはまったくない。
もちろん、当該企業の未来予測などをする必要もない。
「で、担保は?」「あります」「よろしい。
○○億円、貸しましょう」だから、担保が実勢価格を割り込んだ途端、経営に行き詰まるのも必然的結果なのである。
これでは考える力が磨かれるはずがない。
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